ホーム 省エネ 室内熱中症が多発。危険な猛暑を“デコ活”で乗り切ろう。

室内熱中症が多発。危険な猛暑を“デコ活”で乗り切ろう。

観測史上最も暑かったと言われた2023年の夏ですが、今年も引き続き厳しい季節になりそうです。梅雨明けの7月に入るやいなや、全国の熱中症による救急搬送者数は一週間で9000人を超えました(ウェザーニュースより)。ついつい室内にこもりがちになりますが、実は外より室内の方が熱中症に要注意。1日中エアコンをつけっぱなしで電気代も気になりますね。しっかりと熱中症対策はしつつも、節約にもなる「デコ活」をご紹介します。

実は多い、室内熱中症!

日傘やネッククーラーや水分補給など、屋外では気にする熱中症対策も、室内ではついおろそかになりがちです。でも実際には総務省消防庁発表による発生場所別の熱中症情報(令和6年4月29日〜7月21日速報値)を見てみると、敷地内全ての場所を含む住居で38.7%、屋内公衆で8.0%と室内での発生が4割ほどと非常に高いことがわかります。室内にいても油断せず、屋外同様に対策が必要です。

室内熱中症対策のポイント

1.室温は28度以下、湿度は50〜60%に

特に高温多湿になりやすいのが「キッチン・浴室」。火を使った料理中、汗をかいて水分が失われる入浴時などは要注意です。扇風機などで風通しを良くする、入浴前後にコップ1杯の水分をとるなどの対策を。遮熱機能付きのカーテンや、すだれなどの活用で室内を適切な温度に保つ工夫をしましょう。

2.こまめな水分補給と休憩を

エアコンをつけた室内だと、汗をかきにくく、のどの乾きにも鈍感になります。ついゲームや遊びに熱中したり、家事や仕事に集中していると、知らず知らずに水分失われ、気づくとどっと疲れを感じることも。室内でも意識して休憩と水分をとることが大切です。

3.生活リズムを整えて、暑さに耐性を

食欲がないとサッと食べられる麺類だけ、冷たいものばかりになりがちですね。火を使う料理は敬遠してしまいますが、レンジで手軽にできるメニューや、水分やカリウムをたっぷり含むナスやきゅうりなどの夏野菜を上手に取り入れて。また体を夏の暑さに慣れさせるためには、適度な運動で汗をかく、湯船につかるなども有効です。

熱中症対策とエコを両立する「デコ活」

「デコ活」をご存知ですか? 「デコ活」は環境省が勧める「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称です。2023年7月に公募から選ばれ、ロゴマークやアクションなども決定しています。

デコ活アクション まずはここから
デ:電気も省エネ 断熱住宅
コ:こだわる楽しさ エコグッズ
カ:感謝の心 食べ残しゼロ
ツ:つながるオフィス テレワーク

「デコ活」は、衣食住に職まで加えた暮らし全般に関わる活動です。特に、室内熱中症予防の観点から見ても、建物の断熱化や省エネ化をうたう「デコ活」は親和性がかなり高いことがわかります。

リーフレット「デコ活」のすすめ(令和6年7月時点)のなかでは、国として初めて将来の暮らしの絵姿も提示しています。具体的なデコ活と、それによって実現できる節約効果は以下のようにありました。

●太陽光発電の導入:5.3万円/年お得
●住宅の断熱化:9.4万円/年お得
●高効率給湯器の導入:3.5万円/年お得
●LED照明の導入:3千円/年お得
●テレワークの導入:6.1万円/年お得
●省エネ家電の導入:2.8万円/年お得
●クールビズ・ウォームビズ:4千円/年お得
●地産地消・食べ切り:9千円/年お得
●節水:1.6万円/年お得
●ごみの削減・分別:4千円/年お得
●公共交通・自転車・徒歩:1.2万円/年お得
●次世代自動車の導入:7.5万円/年お得

これによると年43万円、月にすると毎月3万6千円も家計が浮く計算になります。エネルギーや物価が値上がりを続けるなか、ランニングコストがこれだけ浮くのはうれしいですね。

みちよ

どこから手をつけていいかわからない。そんな方はやまとへ。

国が描く将来の暮らしのための「デコ活アクション」を後押しするサービスが、やまとにはたくさんあります。太陽光発電・高効率給湯器・LED照明・省エネ家電・次世代自動車の導入など、個人さまから企業さままで幅広い実績があります。

どれくらいの費用がかかるの? 
我が家や我が社の場合はどれくらいのコストダウンになるの? 
つかえる補助金はある?
気になることは、まずはご相談ください。この夏だけでなく、10年先を見据えた「デコ活」をやまとが後押しいたします。

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この記事を書いた人:みちよ

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