ホーム 省エネ 2030年、100%LED化が政府の目標。照明の転換期を迎えています

2030年、100%LED化が政府の目標。照明の転換期を迎えています

長寿命、省エネ、熱を持ちにくい、環境にやさしいなどの特長があり、政府も切り替えをすすめているLED。何らかの理由でLED導入を先送りしてきた方は、近いうちに困ったことになるかもしれません。照明メーカーが蛍光灯や水銀灯の生産終了や規模縮小を発表したからです。LED化はもう他人事ではありません。

蛍光灯が使えなくなる?

蛍光灯が製造終了。こんなニュースを聞いたことはありませんか? はじめはとても驚きました。かんまり宅では蛍光灯が現役で活躍中だからです。

照明各メーカーが生産終了を相次いで発表したのは蛍光灯器具のことです。蛍光灯器具とは天井や壁に設置された照明器具そのもの。ランプの意味の「蛍光灯」を取り付ける土台になる部分です。

かんまり

この記事では、照明器具の「蛍光灯器具」、ランプの「蛍光灯」と呼び方を分けてお話しします

製造終了の陰に「水銀」あり

なぜ蛍光灯器具は製造されなくなるのか。理由は2015年施行の「水銀による環境の汚染の防止に関する法律」にあります。これによって2021年1月以降、水銀を使用した製品のうち基準を超えるものは規制の対象となり、製造できなくなったのです。

一般家庭にはあまり馴染みはありませんが、水銀灯は2020年12月31日をもって原則として製造と輸出入が禁止に。実は蛍光灯にも水銀が使われており、蛍光灯器具と蛍光灯でも水銀の使用量が基準を上回る場合は規制の対象となりました。

また、2030年までにすべての照明器具をLEDや有機ELにするという国の目標も影響し、2017年ごろから各メーカーが自主的に蛍光灯器具の生産を終了しています。なかには蛍光灯の製造をやめるメーカーもあり、蛍光灯が入手困難となる日がやってくるかもしれません。

LED化、はじめませんか?

まだしばらくは蛍光灯を使い続けることができそうですが、LED照明に切り替えるときが近づいていると実感させられます。そろそろ真剣に考える必要がありそうです。

LEDのメリットについてはこちらの記事をご覧ください

また、今の器具をそのまま使えるか、工事が必要なのかなど、LED化には注意するべきことがいくつかあります。間違った方法で使用すると、発煙・発火などの事故につながります。販売店や工事店など、プロの話を聞きながらLED化を進めましょう。

かんまり

LED工事はやまとにご相談ください

この記事を書いた人:かんまり

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