ホーム エネルギー 2022年日本のSDGs達成度は19位!これからの課題は?

2022年日本のSDGs達成度は19位!これからの課題は?

2022年6月、国連の研究組織SDSN(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)から、Sustainable Development Report 2022(持続可能な開発レポート2022)が発表されました。このなかで国別のSDGsへの取り組みを100点満点としたスコアとランキングが公表されています。世界全体で見てみると、2015年からスタートから毎年上がっていたスコアが、2021年・2022年は減少へと変わっています。これは新型コロナの世界的流行による経済の混乱が原因と考えられていますが、このような中で日本の達成状況はどうだったのでしょうか? ランキングや評価を元に見ていきたいと思います。

2022年、日本は昨年から1ランクダウンの19位

ランキング結果から言うと、日本は2021年から1つ順位を下げた19位でした。昨年と今年の結果はこちら。

上位は多少順位の入れ替わりはありますが、フィンランド・デンマーク・スウェーデン・ノルウェーなど北欧の国が目立っています。そのほかも、ヨーロッパの国々がずらり。ここだけみるとまだまだと感じる日本ですが、ランキング対象国163カ国のうちの19位、さらに20位以内で唯一のアジア国という点は考慮しても良さそう。それよりも、2017年の11位から毎年ランキング順位が下降傾向、つまりSDGs目標達成のための改善が思うように進んでいない点が気になります。具体的にはどこに、どのような課題があるのでしょうか。

環境問題に関する課題が深刻な日本

レポートではSDGsの17の目標ごとに「目標達成」「課題が残っている」「重要な課題が残っている」「大きな課題が残っている」の4段階で評価しています。日本の2022年の達成状況の評価を一覧にまとめてみました。

注目は、「重要な課題が残っている」と「大きな課題が残っている」の評価欄。重要課題に「目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」が、深刻課題に「目標12:つくる責任 つかう責任」「目標13:気候変動に具体的な対策を」「目標14:海の豊かさを守ろう」「目標15:陸の豊かさも守ろう」がと、気候変動や環境分野に関わる目標が、軒並み未達成とされてます。

近年はSDGsや環境問題への世間の関心は高くなってきていると感じていただけに、残念なギャップです。2015年からスタートし、2030年をゴール目標に設定されているSDGs。2022年以降の後半でどこまで課題が達成できるか、これからの取り組みにかかっています。企業努力はもちろん個人としても、できることを・できる限り努めていきたいですね。

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この記事を書いた人:みちよ

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