ホーム やまとのヒト・コト 現場つなぐ“ハブ”に。やまと初の「建設ディレクター」

現場つなぐ“ハブ”に。やまと初の「建設ディレクター」

前回は今建設業界で求められている、新たな職域「建設ディレクター」についてご紹介しました。建設業界で長年慢性化していた労働環境や育成問題・人手不足などの課題は、やまとも同じく抱えていました。そこに、やまと初の「建設ディレクター」が誕生。今回はその導入の背景や、導入後の苦労、実際のリアルな声などを聞いてみたいと思います。

「建設ディレクター」導入のきっかけ

今回導入したのは、大和電機グループのなかで電気工事業を手掛ける大和電機株式会社。導入のきっかけは、大別すると3つありました。

みちよ

採用も担当している、経営企画室の谷山さんに話を聞きました!

谷山さん

よろしくお願いします!

1.現場の負担軽減

大和電機株式会社の工事部でも、どこの建設業界でもよく聞かれるように時間外労働が目立っていたそう。そこで働き方改革に向けて業務の棚卸しをしていたところ、現場作業後に事務所に戻ってからの事務業務が負担となっていたことが判明。この課題解決が急務とされていました。

2.社員のスキルアップ

業務に追われている毎日では、若手の育成に時間をかけることはむずかしいですね。でも現場負担が軽減されれば「ベテランと若手の間でもじっくり育成に時間とエネルギーを割ける」、また、建設ディレクターというポジションそのものが「体力勝負で不利になりがちな女性の活躍の推進になる」という期待もあったそうです。

3.電気工事士の採用強化

さらに採用担当もしている谷山さん。労働時間の過酷なイメージや、キャリアプランが見えにくいなどで、若手の電気工事士の採用には少なからず苦労があったようです。建設ディレクター導入で魅力ある職場となれば、採用強化に結びつくと考えました。

みちよ

建設ディレクターの存在が「現場の負担軽減→社員のスキル・やる気アップ→採用強化」の良い循環を生むと期待されたんですね


女性事務担当に白羽の矢! 実際のところは?

社内で建設ディレクター導入に向け適任者を探していたところ、工事部に関わる業務全体を把握・理解ができ、かつコミュニケーション能力があるのは彼女しかいないと、選ばれたのが立山さんでした。ここからは実際に苦労したことなどリアルな声をご本人にうかがいます。

みちよ

指名されたときの気持ちはいかがでしたか?

立山さん

「私で大丈夫かな?」と不安もありましたが、まずはやってみようと手探りで始めました

建設ディレクター導入期の取り組み

はじめての試み。手探りの状態で、まずは工事部の業務と自分自身のスキルの棚卸しからスタート。ずらりと並ぶ膨大な業務のなかから、現場が頼みたいこと・現時点でできることの重なる部分から取り組みました。これまでの業務を整理し、加えて工事部の事務業務も併行。また事務業務だけでなく、現場調査への同行や工事会議にも出席。はじめは業務時間の調整や、現場での暑さなどに四苦八苦し大変だったとか。それでも臨機応変に運用ルールを変えながら徐々にペースをつかんでいったそうです。

導入して良かったこと・変わったこと

建設ディレクターとなり、工事現場とオフィス、部署の間を行ったりきたり。周りをよく見るようになり、意識してコミュニケーションを大切にするようになったと話してくれました。そして周囲の人々からも、うれしい声がたくさんでてきました。

工事部スタッフ

現場に入る前の書類整理をお願いできるので、仕事の効率と品質が向上しました!

広報担当・かんまり

立山さんだけでなく、ほかの事務スタッフと工事部の会話シーンも増え、ここでも架け橋になっていると実感

工事部責任者

建設業=男性のイメージを覆してくれる、これからに期待が持てる大切なポジション

これからは実践を増やす第2フェーズへ

導入から1年半、「建設ディレクターの役割とは?」を自分の頭で考え、試し、理解を深めてきました。まだまだ道半ばと謙遜していましたが、「もっと業務の負担を軽くしたい」「生産性の向上に貢献したい」と意気込みを話してくれました。また、新しいポジションだからこそ、建設ディレクターに何を頼んだらいいかわからないという声もあるようで、これからは社内に浸透させていく必要もあるとも。立山さんの活躍で、社内外に建設ディレクターの存在が知れ渡るようになれば、近いうちに「私も建設ディレクターになりたい」と声を上げる女性や若手が出てくるかもなんて楽しい未来が想像できました。

みちよ

これからの活躍がますます楽しみです!

やまとでは共に働く仲間を募集しています!

大和電機グループ採用情報(技術職) 採用や記事に関するお問い合わせはこちら

この記事を書いた人:みちよ

この記事をシェア!