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2022年度冬の電力需給と省エネ補助金のお知らせ

11月1日、政府が電力需給に関する検討会合を開催、今年度の冬の電力需給対策を決定しました。今夏6月時点では安定供給に最低でも必要な予備率3%を下回るとの見通しでしたが、今回は予備率3%を確保との発表がありました。それでも電力供給の厳しい状況はまだまだ続きそうです。各エリアの電力供給見通しと私たちにできる対策を見ていきます。省エネ対策を後押しする補助金情報もあわせて、ぜひ。

2022年度冬季の各エリアでの電力供給見通し

電力の予備率とは電力供給の余力がどの程度あるかを示したものです。前回6月の会合以降、政府のさまざまな対策や停止していた火力発電所の復旧見通しなどにより、国内すべてのエリアで安定供給ラインの予備率3%のマイナスからプラスに転化しました。以下の図をご覧ください。

参照:経済産業省 2022年度冬季の電力需給対策 資料2

どこも3%を超えているとはいえ、1月2月の東北電力・東京電力管内は4%台となっており、依然として厳しい見通しであることがわかります。政府からは、大規模な発電所のトラブルなどによる需給ひっ迫に備えて無理のない範囲での節電協力の呼びかけがありました。私たちにできることを考えていきます。

冬は朝夕の電気の使い方がカギ!

夏にも節電のよびかけがありましたが、夏よりも冬の方が多く電力を消費します。これは外気温と室温の差が冬の方がずっと大きいため。たとえば夏の外気温が35度で室温を25度に設定するとその差は10度ですが、冬の外気温が0度で室温を25度にするとその差は25度にもなります。また冬でも特に電力需給がひっ迫するのは、朝の8〜10時、夕方の16〜19時と言われています。これは起床と勤務開始の時間帯と、帰宅時間帯。この時間帯に「節電」する、もしくは別の時間帯に掃除機や洗濯機の使用を「ずらす」ことができると効果大。省エネ・節電テクニックはこれまでもお伝えしていますが、冬ならではのテクニックも。

エアコン
●設定温度を低くする(目安は20度)
●断熱効果のあるカーテンや厚手のカーテンにする
●サーキュレーター・扇風機の首を天井に向ける

電気こたつ
●温度設定を低くする
●こたつ布団に上掛けをプラスする
●敷布団の下に保温シートをひく

電気カーペット
●人のいる場所と広さだけで使用する
●カーペットの下に断熱シートを敷く

みちよ

個人的なおすすめは湯たんぽ! 日中のPC作業時は厚手の上着を着込む・湯たんぽ・上から膝掛けでかなり効果がありました!

こちらは通年で使えるテクニックですが、家族ができるだけ同じ部屋を使う、お風呂に続けて入る、古い家電は最新の省エネ家電に変える、照明をLEDに変えるなどがあります。

そのほかの節電テクニックはこちら

省エネ家電へ買い替え、対象者は補助金の活用も!

やまとの本拠地鹿児島では、省エネ性能の高い家電製品の購入(5万円以上の)に対して、1世帯1万円の補助金を交付する「省エネルギー家電製品購入補助金」の案内が11月よりありました。こちらは鹿児島市に住民登録がある方が対象。11月1日から来年2月28日まで、鹿児島市内の店舗で新品購入が条件になります。対象製品は一定の省エネ基準達成率を満たしたエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、電気便座になります。先着430件になりますので、詳細は以下でご確認ください。

【鹿児島市】省エネルギー家電製品購入補助金のご案内(外部サイトへ)

都内在住の方には、省エネ性能の高いエアコン、冷蔵庫、給湯器への買換えに対し、商品券等に交換可能な「東京ゼロエミポイント」があります。執筆当時、令和5年3月31日まで受付期間延長とありましたが、予算が無くなり次第終了とのことなので、正確な詳細は公式サイトよりお確かめください。

【東京都】東京ゼロエミポイントについて(外部サイトへ)
みちよ

ぜひお住まいの地域の補助金情報などチェックしてみてくださいね!

やまとでは、個人の方でも購入できる最新の省エネ機器と電気工事を取り扱っているほか、企業さま向けに省エネ導入プランなどもご提案できます。ご相談やご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
みんなで、無理せず賢く節電しながら、この冬を心地よく乗り越えていきたいですね。

やまとの省エネ機器導入のご相談はこちら(個人さま・法人さま)
この記事を書いた人:みちよ

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