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食品ロス削減へ! 年末年始は3010運動を

新型コロナが流行してから3年ぶりに行動制限のない年末年始がやってきます。ひさしぶりの忘新年会の復活、旅行に帰省など、楽しい計画を立てている方も多いのではないでしょうか。引き続き、感染対策を行うのももちろんですが、この時期だからこそもうひとつ意識してほしい「3010運動」について、ご紹介します。

食品ロス問題に関わる「3010運動」とは?

「3010運動」は、字の如くそのままに「さんまるいちまる運動」と読みます。これは食品ロスを減らすための運動で、会食や宴会時の最初の「30分」と最後の「10分」は席を立たずに自分の席で料理を楽しみましょう、というもの。

会食や宴会の席で、乾杯後の挨拶まわりや席を立って集まって輪で会話に盛り上がり、などのシーンを見たり経験した方も多いのではないでしょうか。もちろんせっかくの機会ですから、普段なかなか話せない方との交流は大切にしたいところ。でも、出された食事は手付かずで冷めきり、大量の食べ残しがでてしまうのは、本当にもったいないですね。

最初の30分と最後の10分は自分の席にもどって食事をとる。これを実施するだけで、食事を残さずおいしく、会話もメリハリをもって楽しく、引いては日本の食品ロス問題の解決の一助になります。

「食品ロス」は、まだ食べることができるのに、捨てられている食べ物のこと。日本では特にこの問題が深刻で、毎日国民一人あたりがお茶碗一杯分の食べ物を捨てているのと同じ量の食品ロスが発生していると言われています。特に年末年始に多く利用される外食産業から発生する食べ残しは相当な量になります。

もっと食品ロス問題について知りたい方へ「3Rと食品ロス問題」

幹事さん必見。ムダなく、おいしく宴会を楽しむコツ

もし今回幹事を担当する方や司会進行役の方、会食の予約を担当する方がいましたら、ぜひ以下のことに取り組んでみてください。

【予約・注文時】
●参加人数やメンバーの好みを把握して、食べられる・食べ切れる量を注文

【宴会当日】
●はじめの挨拶で、おいしく残さず食べきろうの声かけを
●乾杯後、30分間は席を立たず食事をする時間のアナウンスを
●お開き10分前、席にもどって「食べ切りタイム」のアナウンスを

食べ切れず大皿に残ってしまった料理は、周りに声かけしあって食べ切りたいところですが、コロナ渦ではややむずかしいですね。もし大皿で運ばれてきたら、はじめの段階で、食べられる量を確認し取り箸や取り皿を活用して先にお皿を空けておく方がいいかもしれません。それでも食べきれない料理は、持ち帰るという手も。ただし、持ち帰りは衛生問題などもありますので、必ずお店の方に確認を。

今回特に幹事さんへ知ってほしい「3010運動」の取り組み方を紹介しましたが、一人ひとりがもっと強く「もったいない」の気持ちをもって、外でも家庭でも実践して欲しいと思います。

「3010運動」で、ぜひ楽しくおいしい時間をお過ごしください。

この記事を書いた人:みちよ

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