【小学校低学年向け/夏休みの自由研究】親子で取り組む「再生可能エネルギー」(後編)
日々の暮らしのなかで使われている「エネルギー」について、なかでも今大切と言われている「再生可能エネルギー」について、親子であらためて認識を深めたという話がこちら。
【小学校低学年向け/夏休みの自由研究】親子で取り組む「再生可能エネルギー」(前編)今回は「再生可能エネルギー」を実際に体感してみようと、ソーラーミニカーの組立キットを用意しました。
予算1000円に対して、こちらはお値段が800円ほど、対象年齢も6歳以上で8歳の娘にもぴったりと、イオンで購入しました。ネットや家電量販店などでも比較的簡単に入手できます。
ソーラーミニカー組み立ては親子で
パーツも少なく、付属のドライバー1本で簡単に組み立て可、対象年齢6歳以上とあったので、まずは娘ちゃん一人でトライ。説明書の漢字には親切にふりがながふってありましたが、このような組み立てに不慣れなせいか、一人ではむずかしかったようです。母がサポートにはいるものの、うっかり向きを間違えてしまったり、部品を見失って探したりと、何だかんだと40分もかかってしまいました。
同じように苦手な方の時間の目安にどうぞ…
POINT!
自分たちで組み立てると、ソーラーパネルからモーター、ギア、タイヤへとエネルギーが伝わる仕組みが感覚的にわかりやすかったです!
ソーラーミニカーを走らせよう!
早速走らせようと勢い込んで外にでたものの、この日は生憎の雨模様。親子で肩を落としていると、説明書に「60W程度の白熱灯を15cmくらいまで近づけて光をあてても走る」との記載を発見。試してみると30cmほど、びゅっと走りました。
はしった!やったぁ!
ちなみに、家のなかにあったLEDの懐中電灯ではどんなに近づけても走りませんでした。同じ明かりに見えるのに、結果が異なったことが娘ちゃんには不思議だったようです。
白熱電球はたくさんのエネルギーを使って光っているけれど、LEDは少ないエネルギーでもこんなに明るいってことだね。だからたくさんのエネルギーを使っている白熱電球の時だけ、ソーラーミニカーが動いたんだね。
自由研究のまとめ方
我が家では親子で話し合った結果、天気によって走るタイムがどうかわるか?という簡単な「実験」をすることにしました。実験条件をそろえるために同じ場所、同じ距離でするというルールを設けました。娘ちゃんは学童に行く前の朝に、その日の天気と気温、タイムを記録。ただ晴天が続いてタイムがあまり変わらないことに少々飽きてきた途中からは、昼や夕方なども検証対象に加えていました。また、太陽のほうにソーラーパネルを向けるとタイヤが勢いよくまわる、などほかにも気づきがあったようです。
私からは、研究記録用としてA4のリングノートを渡し、学校から配られていた研究記録のまとめ方の流れだけ一緒に確認したあとは、娘ちゃん自身の言葉でまとめてもらっています。8月上旬の現在も未だ検証期間中ですが、どんな風にまとまるのか楽しみです。
学校からはA4またはB4サイズ、厚めの丈夫な表紙をつけることと指定がありました。書き間違いや、やり直しの際にやぶり捨てられるリングノートが便利です!
ソーラーカーを使った自由研究は、工夫やアイデア次第でいろいろと応用がききそうです。太陽光電池の仕組みを調べたり、白熱電球やLED・蛍光灯など光源による比較の検証もいいですね。「実験」だけでなく、ソーラーカーの組み立てそのものを「工作」として感想をまとめたり、あわせて「再生可能エネルギー」を調べてまとめるだけでも良いのではと思います。子どもの理解度や年齢にあわせて、ぜひチャレンジしてみてください。
学校によっては、自由研究キットの使用が禁止されている場合もあるようなので、そこは事前に確認を。親子で夏休みの楽しい思い出にもなりますよ!