ホーム やまとの電気 日常にSDGsを。家庭菜園のすすめ。

日常にSDGsを。家庭菜園のすすめ。

家庭菜園をはじめました。我が家の場合は、ベランダ菜園ですが。
「殺風景なベランダに緑がほしい」「子どもが食べ物を大切にするきっかけにしたい」と常々思っていたものの、やりきれる自信もなく躊躇していたのが昨年まで。分けてもらったシソの株をきっかけに、いざ始めてみると、想像以上に楽しい! さらにSDGs観点からもいいことがいっぱいでした。

家庭菜園(ベランダ菜園)で貢献できるSDGsは?

家庭菜園がSDGsにどのように貢献できるか、考えてみました。

ゴール12「つくる責任つかう責任」

食べ物を自ら手をかけ育てることで、エコやフードロスへの意識向上に。また、その日に食べられる量だけを収穫することで、食べ残しや手付かずで捨てられる食品を減らすことができます。
必要な分だけをつくり、食べ切ることが、世界で問題になっている生産食品の1/3が捨てられている悲しいフーロドス問題を変える第一歩になります。

もっと、フードロス問題について知りたい方はこちら!
ゴール13「気候変動に具体的な対策を」

家庭菜園は、採れたてをすぐにキッチンへ運ぶことができるので、移送のためのエネルギーが不要に。また前述の通りフードロス削減になるので、食品を廃棄するためにかかる多くのコストカットにも。結果として、生産・加工・流通・廃棄の過程で排出されるCO2の削減につながります。

また育てる野菜は、ゴーヤやきゅうりなどつる性のものを選んでグリーンカーテンとして活用すると、さらに◎。これからの暑い夏なら、遮熱効果でエアコンの使用量を減らすことができ、地球寒暖化防止に貢献できます。

グリーンカーテンの効果と始め方はこちら!
ゴール14「海の豊かさを守ろう」

家で野菜づくりができると、お店で売る・自宅に持ち帰るために必要な包装・容器の削減になります。この包装・容器に多く使われているプラスチックが海を汚しているとして、今世界中で大問題に。日本でもこの問題を受けて2021年に「プラスチック資源循環促進法」が成立したばかり。プラスチックの包装・容器が削減できれば、海を守ることにもつながります。

プラスチック削減がなぜ海を守ことになるの? 詳しくはこちら!

プランターでお手軽に。家庭菜園初心者でも楽しめてます

庭がなくとも、広いスペースがなくとも、あきらめる必要はありません。みちよ宅では、小さなベランダにプランターを置いただけ。プランターなら、初心者にはむずかしい土づくりも市販の培養土で簡単に済ませることができ、何より移動や片付けも楽。気負わず始めることができます。

5月中旬に、きゅうり×(頂き物の)シソ、ナス×(切れ端の)ネギ、ミニトマト×バジルの苗を植え得つけました。害虫や病気の予防、成長促進になるというコンパニオンプランツというものを知り、この組み合わせをセレクト。初心者は苗から、虫がつきにくく丈夫な苗を選ぶ、土は調合済みの培養土を、日当たり・風通し・水捌けのよい環境づくりなど、いくつかコツを押さえて、とりあえずスタート。

水やりや追肥などに四苦八苦しながらも植え付けから2週間。ミニトマトの背も随分と高くなりました。毎朝の水やりが親子の楽しい日課に。ベランダの一角の小さな菜園ですが、子どもの「食育」に大いに役立っています。収穫前ながら、お店に並ぶまでにたくさんの時間と手間がかかることを理解しつつあります。無事に実がなり食卓に並んだ日には、きっと大きな達成感があるにちがいありません。

みちよ

子の「もったいない」心も大きく育って、苦手な野菜も残さず食べてくれるようになるといいな。

暮らしにSDGsをなじませよう

家庭菜園でできるSDGsへの貢献を紹介しました。個人でも、いつもの暮らしのなかで十分にSDGsに貢献することができていると思うと、気持ちが明るくなります。もちろん家庭菜園以外にもできることは、たくさんあります。ほかにSDGsにはどのような目標があるのか知ることが大切です。意識するだけでも、「少しだけ環境にいいこと」を、無理なく取り組むことができるようになります。私も自分のライフスタイルにあわせて、できることから始めたいと思います。

この記事を書いた人:みちよ

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