ホーム やまとの電気 カーボンニュートラル実現に向けて事業者ができること。注目は「ZEB」

カーボンニュートラル実現に向けて事業者ができること。注目は「ZEB」

カーボンニュートラル・脱炭素社会実現に向けて、大企業から中小企業まで多くの事業者が参画を表明しています。ESG経営がスタンダードになりつつある今、担当者が抑えるべき取り組みはこちら。

事業者ができる取り組み

●省エネ(照明のLED化の詳細はこちら
●環境マネジメントシステムの導入(環境経営・エコアクション21の詳細はこちら
●建物のZEB化

なかでも、今回はまだ取り上げていないZEBについて注目していきます。

ZEBってなに?

ZEBはnet Zero Energy Buildingの略で「ゼブ」と読みます。建物の一次エネルギーの消費量を、省エネ性能の向上や再エネの活用により、年間で正味ゼロにすることを目指した建物のことです。住宅のリフォームや新築を検討した方なら耳にしたことのあるZEHとよく似ていますね。ZEHはnet Zero Energy Houseの略で、違いは対象が「ビル」か「住宅」。ZEHをご存知の方は理解が容易いかと思いますが、以下のような仕組みになっています。

参照:環境省 ZEBPORTAL

ZEBのメリットは?

ZEBにはエネルギー消費量が大きく抑えられ、脱炭素社会へ貢献できるだけでなく、たくさんのメリットがあります。大きく分けて、4つのメリットがあります。

ZEBの4つのメリット
1.光熱費(経費)が削減できる
2.建物内で働く従業員の快適性・生産性が向上する
3.環境への配慮により評価や不動産価値が高まる
4.BCP対策にもなり、緊急時にも事業が継続できる

建物のオーナーだけでなく、建物に入るテナント営業者にとっても経費削減・快適性・生産性の向上はメリット。また訪れるお客さまにとっては滞在時の満足度が上がる、建物がある地域住民の方にとっては緊急時の避難先にもなるなど、関わるさまざまな立場の人々にメリットがあります。

みちよ

ZEBや環境経営は主体の事業者だけでなくあらゆるステークホルダーを幸せにしますね!

既存の建物にもできる? 気になる費用は?

結論から言うと、ZEB化は新築だけでなく既存の建物でも実現できます。技術的な面だけなら、ハードルは決して高くありません。問題はやはりコスト。どうしても初期投資は高くなってしまいますが、こちらも光熱費などのランニングコスト削減効果や、上手に補助金を活用することで、うまくクリアできそうです。既存の建物をZEB化した施設の例を見てみると、かかった費用の回収年数は10年程度となっていました。

※1 必須設備のみを改修した費用。どちらの施設も空調と照明を改修した場合の費用を算出。
※2 投資回収年数の算定方法:(ZEB改修コスト-標準改修コスト)÷(ZEB改修年間削減コスト-標準改修年間削減コスト) 出典:ZEB周知用資料(環境省)

補助金については、その年度により内容が変わるので、こまめに各補助事業の公募ページをご確認ください。

ZEBに関わる補助金制度・支援制度(外部サイトへ移動します)

ZEB化をやまとがお手伝い!

再生可能エネルギー普及を使命とするやまとには、ZEB化のためにできることがたくさん。LED照明や最新の省エネ機器設備の導入による「省エネ」はもちろん、自家消費型太陽光発電の導入による「創エネ」、BCP対策にも活用できるV2H・蓄電池の導入による「蓄エネ」など、事業者の現状やお悩みに合わせた提案を聞けます。まずは気になる窓口から、お気軽にご相談を。これからの脱炭素化時代に対応した建物へシフトできます。

自社にあったZEB化プランが知りたい! やまとへの相談はこちらから
この記事を書いた人:みちよ

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