寝ている間に充電完了。自宅充電のあるEVライフ
以前と比べて電気自動車(EV)が身近になったと感じます。各メーカーから新車種が登場し、2022年5月に発表された軽EVは目標を上回る受注台数を記録したと報じられました。
EVの認知度はだいぶ広がった。では、EVに欠かせない充電設備はどうだろう。まだよくわからないという人は多いのではないでしょうか。普通充電? 急速充電? 自宅充電はハードルが高い? 家庭用の充電器設置を検討中の方に向けて、EV充電設備についてご説明します。
EV持つなら自宅充電も
充電スタンドは全国に約1万9000カ所(2022年4月時点)。コンビニや道の駅などの立ち寄りやすい場所に多く、スタンド利用だけでもストレスなくEVライフを送れる人もいるでしょう。しかし充電が終わるまで毎回30分も待てなかったり、空き状況の心配を負担に感じたりするなら、自宅充電の導入を強くおすすめします。以下のようなメリットがあります。
自宅充電のメリット➊寝ている間に充電できる
自宅に充電設備があれば、帰宅してから充電をセットしたらあとはそのまま。翌朝には満充電の状態で出かけることができます。順番待ちも、充電が終わるまで待つこともありません。
※バッテリー容量、バッテリー残量、充電設備の機能により満充電にならない場合があります。
自宅充電のメリット➋夜間電力で安く充電できる
夜間電力が安い料金プランであれば、その時間帯に充電することでEVにかかる電気料金を抑えることができます。
自宅充電のメリット➌わざわざスタンドに行かなくていい
スタンドに行くために着替えて髪を整えて……。自宅ならその必要はありません。思い立ったらすぐに充電できます。
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車の買い替え「EV」の選択はアリ? ナシ?(エネクリップ記事)
EV充電設備の種類
自宅充電に適した設備はどのようなものでしょう。
まず、EV充電設備は大きく分けて3種類あります。
➊普通充電器
日常の充電に利用します。ゆっくり時間をかけて充電するもので(満充電に5~24時間)、主に一般的な戸建て住宅やマンションに設置されています。
➋急速充電器
急いで充電したいときに利用します。短い時間で充電することができ(30分以下で80%程度)、道の駅やサービスエリア、商業施設やコンビニなどに設置されています。主に充電スタンドとして使われます。
➌V2H
建物からEVへの充電だけでなく、EVから建物への給電も可能にする設備。EVが蓄電池の役割を果たします。一般住宅、事業所、店舗などさまざまな建物で活用できます。
自宅に設置するなら➊普通充電器か➌V2Hのいずれかを選ぶのが一般的。
➋急速充電器は設置費用が数百万円と高額になります。個人で設置することは少なく、法人向けと言えるでしょう。
普通充電器はさらに2タイプに分かれる
普通充電器とV2Hのうち、普通充電器はさらに2つのタイプに分かれます。
①コンセントタイプ
車載ケーブルを使用し、電源プラグを充電器のコンセントに、コネクタをEVにつないで充電します。
②ケーブル搭載タイプ
充電器本体にケーブルがつながっています。使うたびに着脱する手間がありません。
それぞれ壁に付ける壁面取付型と自立するスタンド型があります。建物の壁と駐車場が離れている場合はスタンド型がいいですね
費用はどのくらい? やまとの場合
自宅充電設備の設置費用は、やまとの場合は以下が目安になります。ただし分電盤から設置場所までの距離、スタンド型を設置する地面の状態など、条件次第で別途工事・料金が発生する場合があります。
鹿児島でEV充電設備をお考えなら(大和電機問い合わせフォーム)自分にはどのタイプが適しているのか
最適な設備を知るにはEVの車種、建物の大きさや設備、EVの使用状況などさまざまな条件を見る必要があります。
例えば長距離を走行する人と近場の運転が多い人とでは選ぶべき設備が変わります。前者は満充電になるまで時間がかかるため、できるだけ出力の大きなタイプを選ぶことが望ましいです。出力3kWで満充電まで約8時間かかるものが 6kWなら半分の4時間になります。
自宅充電のハードルは高くない
コンセントタイプなら追加工事がなければ10万円以下で設置できる可能性が高いです。設置費用が100万円以上になるV2Hも、補助金を使うことができれば費用を抑えられます。
ただし電線の引込工事が必要だったり、分電盤から充電場所までが遠かったりすると前述した目安費用に追加料金が発生する場合があります。
施工前に担当業者へ自分たちのライフスタイルを詳しく伝え、きちんと現場調査をしてもらうことが、納得の充電設備を手に入れる近道です。
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