非常時に備える! 電源確保5つの方法

停電は予期せず発生し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。今回は停電時に電力を確保するためのさまざまな選択肢をご紹介。
これらの方法を知っておくことで、緊急時にも冷静に対応し、必要最低限の電力を確保することができます。
目次
太陽光発電の自立運転
太陽光発電システムには自立運転機能が備わっています。停電が発生した場合、太陽光パネルで発電した電力を直接家庭内で使用できるというものです。
夜間や日照がないときは発電しないという制限はありますが、蓄電池やポータブル電源と組み合わせるとより心強い備えとなります。
自立運転の操作についてはこちら
– メリット:晴れた日中であれば安定した電力供給が可能。
– デメリット:夜間や曇天時は発電量が低下または停止。
– 注意点:自立運転用のコンセントの位置や使用可能な電力量、運転モードの切り替え操作を事前に確認しておく必要がある。停電が解消したら通常の連系運転に戻すのを忘れずに。
蓄電池システムの自立運転
家庭用蓄電池システムにも自立運転で電気を供給する機能があります。あらかじめ貯めておいた太陽光発電の電気や夜間電力を使うため、時間帯や天候の影響を受けにくいのが魅力です。
停電時に家中すべての電気をカバーする「全負荷型」、特定の部屋に供給する代わりに長時間の電気利用が可能な「特定負荷型」、さらに運転モードが自動で切り替わるものもあれば、手動操作が必要な場合もあるため、機器の性能を確認しておくことが大切です。
蓄電池補助金についてはこちら– メリット:天候や時間帯に関係なく安定した電力供給が可能。
– デメリット:設置コスト、十分な設置スペースが必要。
– 特徴:容量によっては数日間の電力をまかなえる。
V2HでEVから給電
V2H(Vehicle to Home)は、電気自動車(EV)のバッテリーを家庭用電源として利用するシステムです。停電時には、EVから建物へ電力を供給することができます。
バッテリーの容量は車種によって幅がありますが、小さなものでも20kWh(満充電時)あり、一般的な家庭用蓄電池よりも大容量。
注意すべきなのは、V2Hに対応しない車種があることです。非常電源としても利用したいなら、対応車種から選ぶ必要があります。
自宅充電のあるEVライフについてはこちら
– メリット: EVの大容量バッテリーを活用し、長時間の電力供給が可能。普段の移動手段がそのまま非常用電源になる。
– デメリット:専用のV2H機器の設置が必要。すべてのEVがV2H対応しているわけではない。
– 注意点: V2H機能を使用する際は、EVの走行可能距離が減少することを考慮する必要がある。事前にV2H対応のEVと専用機器の導入が必要。
ポータブル電源
ポータブル電源とは、リチウムイオンバッテリーを内蔵した持ち運び可能な電源装置です。USB機器や電化製品などを充電・稼働させることができます。アウトドアレジャーやコンセントが届かない場所でも使えて、防災に限らず活用シーンが多いのはいいですね。

– メリット:持ち運びが容易で、屋外でも使用可能。
– デメリット:容量に限りがあり、大型家電の長時間使用には不向き。
– 用途:スマートフォンやノートPCの充電、LEDライトの点灯など。
発電機
軽油やガソリン、ガスなどで発電機を駆動し、電力を得る装置です。長時間の使用や大型家電の稼働に適しています。
本体が重いうえに燃料の重さも加わるので移動には向いていませんが、強力なパワーに圧倒的安心感があります。
– メリット:安定した大出力が得られる。
– デメリット:騒音や排気ガスの問題がある。
– 注意点:屋外での使用が必須で、燃料の備蓄と定期的なメンテナンスが必要。
停電が発生すると、電気のありがたみを痛感します。防災対策の備蓄とともに、電気の確保も検討することをおすすめします。
ここに挙げた選択肢から、自身の生活スタイルや予算、居住環境に合わせて最適な方法を選択し、停電に備えることが重要です。複数の方法を組み合わせることで、より安心感のある電力確保が可能になりますよ。
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