ホーム やまとの電気 電力自由化後の電力供給の仕組みやまとの電気が届くまで

電力自由化後の電力供給の仕組み
やまとの電気が届くまで

発電所でつくられた電気がわたしたちのもとへどのように届けられるのか、小中学校の授業や社会科見学で学んだことがあるかもしれませんが、覚えていますか? 電力自由化によって変わったこと、変わらないことを解説します。

電力供給は3つの部門に分かれる

新電力は電気を契約者に届けるための電柱や電線といった送配電網を持っていません。ではどのように電力を供給しているのでしょうか。

発電から供給まで電気の流れは今も昔も同じです。発電所から送電線を通って電圧を調整する変電所へ。そこから配電線によって各家庭や工場、ビル、店舗などに供給されます。

かんまり

発電所から変電所まで送る電線を「送電線」、変電所から各家庭や工場などへ配る電線を「配電線」と言うんですね!


電力自由化により電力の供給システムは①発電部門 ②送配電部門 ③小売部門に分かれました。各部門で担当者が異なります。送電線から配電線までの②送配電部門は一般送配電事業者(九州電力送配電や東京電力パワーグリッドなど)が担っており、新電力は一般送配電事業者に「託送料金」を支払うことで、契約中の需要家(電気の消費者)に電気を届けることができています。

かんまり

託送とは、人に頼んで送ることです。電気の流通では送配電網を利用する小売事業者と発電事業者が、電気の送配電を一般送配電事業者に委託して電気を届けてもらっています

電気の安定性

やまとの場合、大和電機グループが所有している発電所や独自に契約をしている発電事業者、日本卸電力取引所(JEPX)などから電源調達(電気の仕入れ)を行っています。その電気を託送してお客さまのもとへお届けしているのです。

電力会社を切り替えるときに「停電が起きやすくなるのでは?」という不安の声が聞かれますが、送配電網はこれまでと同じなので、その心配はありません。万が一、やまとが予想していたより実際の需要が多くなり、用意していた供給量が足りなくなってしまった場合でも、一般送配電事業者によって不足分が調整されるので停電することはありません。これはどの新電力でも同じです。

停電時の対応

送配電網のトラブルで停電が発生したときは、一般送配電事業者が復旧作業を行います。新電力と契約しているために復旧が遅れるということはありません。

ちなみに、停電には送配電網のトラブルと供給先の建物内部のトラブルの2通りの原因が考えられます。停電が起きたときはあわてずにご近所を見てみましょう。一帯が停電していたら送配電網に、自分のいる建物だけであれば電気の使いすぎや、または建物内の回路に異常があると考えられます。回路の異常の可能性が高い場合は、お近くの電気工事店へご相談ください。

停電発生!どうしたらいい?原因の確認方法と対処法(エネクリップ記事)
かんまり

鹿児島では大和電機も対応いたします。まずはお問い合わせください

大和電機の問い合わせフォーム

品質、安定性は変わりません

電力会社を切り替えても、物理的な供給システムは変わらないことがご理解いただけたと思います。これまでと同じ安定性で電気は届けられます。安心してあなたにぴったりの電力会社をお選びください。

この記事を書いた人:かんまり

この記事をシェア!