ホーム エネルギー 11月は「エコドライブ推進月間」!地球にやさしい行楽のすすめ

11月は「エコドライブ推進月間」!地球にやさしい行楽のすすめ

「エコドライブ」とは、環境負荷の軽減に配慮した自動車の使用のこと。平成18年に策定した『エコドライブ普及・推進アクションプラン』に基づいて、警察庁・経済産業省・国土交通省・環境省とで構成する「エコドライブ普及連絡会」が、行楽シーズンである11月を、「エコドライブ推進月間」と位置付けました。

先月には新型コロナウイルスの緊急事態宣言などが解除され、感染が落ち着きを見せる今、観光地にも賑わいがもどりつつあります(この記事は2021年11月に書いています)。やまとの本拠地である鹿児島では、一家に1台は所有すると言われる自動車を利用した行楽は特に盛ん。ぜひ地球にも、財布にもやさしいエコドライブで出かけましょう!

エコドライブはなぜ必要?

地球温暖化の原因として化石燃料からの二酸化炭素(CO2)の排出影響が大きく関わっていることは、これまでも何度も触れてきた通り。なかでも2019年度における日本の二酸化炭素排出量(11億800万トン)のうち、運輸部門からの排出量(2億600万トン)は18.6%。さらに運輸部門の内訳を見てみると、約半分の45.9%が自家用乗用車からです。数字で見てみると、自家用乗用車からのCO2排出量の削減は、個人や各家庭における問題というより、日本全体において重要な課題であることがよくわかります。

エコドライブを実践すると、CO2排出だけでなく、無駄な燃料消費が抑えられるので、車のガソリン代が約10%も改善すると言われています。さらに交通事故のリスクも低減するという効果も。

みちよ

地球にも家計にも、安全面でもいいことばかり!

エコドライブ10のすすめ

エコドライブにおいて大切なことは、「運転技術」以上に「心がけ」だと思います。心にゆとりをもって走ること、時間にゆとりをもって走ることが、何より大切な心がけ。今すぐ実践できる、エコドライブ普及連絡会が発表している具体的なアクションを見てみましょう。

1. ふんわりアクセル「eスタート」

2. 車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転

3. 減速時は早めにアクセルを離そう

4. エアコンの使用は適切に

5. ムダなアイドリングはやめよう

6. 渋滞を避け、余裕をもって出発しよう

7. タイヤの空気圧から始める点検・整備

8. 不要な荷物はおろそう

9. 走行の妨げとなる駐車はやめよう

10.自分の燃費を把握しよう

平成24年10月 エコドライブ普及連絡会

発進するときはゆっくりアクセルを踏む、車間距離をとる、時間に余裕をもって出かける、など誰にでもできるようなアクションばかりです。運転手のみなさまは、同乗する大切な家族や友人を守るためにも、ぜひ実践したいですね。

ガソリン車はなくなる!?開発が進む「次世代自動車」とは?

「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」

2021年1月に菅義偉首相(当時)が、通常国会での施政方針演説で、「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」と表明しました。温室効果ガスを50年に実質ゼロとするカーボンニュートラルの実現に向けた施策の一環のようです。すでに欧米諸国で次々と「脱ガソリン」化されており、時代の流れとして不思議ではありません。

みちよ

カーボンニュートラルについては、ぜひこちらを!

知る、学ぶ。「カーボンニュートラル」

すでに地球温暖化への対応として、次世代自動車の開発・普及が世界で始まっています。

開発が進む多様な次世代自動車
●天然ガス自動車
●バイオ燃料対応車
●プラグイン・ハイブリッド車
●燃料電池自動車
●クリーンディーゼル車
●ハイブリッド車
●電気自動車
●水素自動車

COOL CHOICEサイトより 出典:地球温暖化問題に関する懇談会 中期目標検討委員会(第4回) 日本自動車工業会資料

ぱっと思いつくようなハイブリッド車や電気自動車以外にも、こんなにたくさんの種類があることに驚きますね。実際に、ハイブリッド自動車や電気自動車を中心に、次世代自動車の保有台数は急増しているようです。ぜひ車の購入や買い替えの際に検討してみてください。

また、もちろんエコカーでもエコドライブをお忘れずに。相乗効果で、さらにCO2排出の削減や、低燃費、安全につながりますよ。

みちよ

やまとでも脱炭素に向けて、コツコツとエコドライブを実践中。エコカーも導入しています!

やまとのCSR活動紹介
この記事を書いた人:みちよ

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