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話題の「COP26」とは? 何が決まったの?

イギリスで、2021年10月31日から始まったCOP26が11月13日に閉幕しました。COP26とは「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議」の英語の頭文字を取った略語。1995年から毎年開催されていましたが、2020年は新型コロナウィルス感染の広がりを受けて延期に。今年ようやくの開催で26回目を迎えました。アメリカがパリ協定に復帰してから初めてのCOPなど、たくさんの注目が集まりました。

COP26とは? これまでの道のりをおさらい

COP26は、国連の「気候変動枠組条約」に参加している国が集まる会議で、現在197の国と地域が加盟しています。地球温暖化と、それに伴い年々厳しさを増す自然災害、海面の上昇、森林破壊など数々の危機に、世界が一体となってどのような対策をとるのか話し合うための会議です。

COPの歴史

記念すべき第1回のCOP1は1995年、ドイツのベルリンで開催されました。地球温暖化対策は各国の利害が対立するため、大きな困難が伴いましたが、紛糾を繰り返しながらCOPは前進を続けてきました。COPの歴史上で大きなマイルストーンとなっているのが、1997年のCOP3で採択された「京都議定書」と、2015年のCOP21で採択された「パリ協定」です。

京都議定書のココがポイント!
●国際的な数値目標を初めて定めた
先進国に温室効果ガス排出量の削減を義務付けた
●2008〜12年で、先進国全体で少なくとも5%の温室効果ガスの排出削減(1990年比)

パリ協定のココがポイント!
●先進国だけでなく、すべての国と地域が対象
2℃目標、1.5℃目標
●削減目標は、各国自らが設定し5年ごとに更新

京都議定書とパリ協定についてもっと知りたい方はこちら!

2021年9月には、各国の最新の2030年目標に基づき、世界全体の2030年排出量を条約事務局が計算。その結果、「各国の削減目標を全て達成しても、今世紀末の気温は2.7℃上昇してしまう」との集計結果が発表されました。

このような経緯のなかで、COP26では大きく2つの成果が求められていました。
1つ目は、パリ協定が目指す目標、つまり、世界の平均気温の上昇を「2℃より充分低く保ち、1.5℃に抑える努力を追求する」ことに向けて、各国の取組み強化を打ち出せるかどうか?
2つ目は、パリ協定の「ルールブック」議論の中で、最後まで積み残された、「市場メカニズムのルール」などの議論について結論が得られるか?

COP26で決まったこと

実際にどのような成果が得られたのか、2つの点に注目してみました。

❶平均気温1.5℃を目標に格上げ!

「1.5℃目標」を実現するため努力を追求すると、その目標が明記されたことが大きな前進とされています。2015年のパリ協定では、2℃未満が目標で、1.5℃は努力目標との位置づけだったものが、1.5℃が目標に格上げされました。

❷パリ協定のルールブックがついに完成!

パリ協定の「ルールブック」議論の中で、最後まで積み残された「市場メカニズム」を扱うパリ協定6条のルールがまとまりました。市場メカニズムとは、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの「排出権」を国家間でやり取りする仕組みのこと。2018年から6年も持ち越され、今回ようやくパリ協定が完成しました。

COP26後に残ったもの。これから

一方で、課題も多くのこっています。カーボンニュートラル目標の点では、先進国と途上国・新興国の間の対立が目立ち、石炭火力発電の点では、日本も多くの批判を浴びました。

みちよ

ピカチュウ姿の環境活動家たちが、日本政府に向けて石炭火力発電の廃止を訴えた様子を映したニュースは、衝撃を受けました

目標をただの看板にせず、また、浮き彫りになった課題に対しても、具体的な行動がなにより重要です。

カーボンニュートラルについてはこちら! 石炭火力発電についてはこちら!
この記事を書いた人:みちよ

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