ホーム やまとのヒト・コト やまとも活動中! 誰でも参加できる「エコキャップ運動」のすすめ

やまとも活動中! 誰でも参加できる「エコキャップ運動」のすすめ

ペットボトル本体はリサイクルへまわしていても、キャップはそのままゴミになっていませんか? そこを「もったいない」と声をあげた神奈川県の高校生たちから始まったのが「エコキャップ運動」です。この運動のおかげでキャップは、ゴミではなく資源に。子どもからお年寄りまで誰でも簡単に参加できるこの取り組み、メリットや参加方法を知って、ぜひみさなさんもトライしてみませんか?

エコキャップ運動とは?

エコキャップ運動は、ペットボトルのキャップを集めて、その売却益で発展途上国など世界の子どもたちにワクチンを届ける取り組みです。集められたキャップは、プラスチックのリサイクル資源になります。具体的な数字で見てみると、その効果がよくわかります。たとえばキャップ1キロあたり430個とした場合、その2倍の860個のキャップをゴミにするか、資源にするかではこんな違いがうまれます。

●860個のキャップが「ゴミ」なら
焼却処分すると6キロほどのCO2が発生
●860個のキャップが「資源」なら
20円の売却益※でポリオワクチン一人分に
※1キロあたりをキャップ430個、寄付額を10円に換算した場合です。回収業者などによって異なります

エコキャップ運動は医療支援と、CO2削減にも大きく貢献していることがわかりました。ほかにも世界的に大きく問題になっている海洋プラスチック問題の対応策にもなる点、リサイクル過程での雇用創出という点も注目されています。SDGsの貧困・産業・自然環境など多くの目標にも貢献できます。

海洋プラスチック問題についてはこちらでおさらい! SDGs17の目標についてはこちらでおさらい!

エコキャップ運動の参加方法

エコキャップ運動に参加する方法はいくつかあります。大きくわけると2つ、集めたエコキャップを「宅配便で送る」か、「持ち込む」か。送付先・持ち込み先はさまざま。ぜひそれぞれの地域で、回収サービスの業者を探してみてください。個人で参加したいけどたくさんは集められないから利用しづらいという方は、公共施設やスーパー、百貨店などに設けているエコキャップステーションを利用するのもいいですね。

また、回収業者やステーションを設置している施設のそれぞれの公式サイトなどでは、どこに・どれくらいの寄付をしたかなどの支援実績を公表しているところも。ぜひ納得の選択のための目安にしてみてください。

キャップの提供の際の注意点もあります。こちらもそれぞれのサイトなどで確認すると確実ですが、共通して以下のような注意事項がありましたので、ぜひ参考に。

●ペットボトル以外のキャップは入れないでください
●シールはできるだけはがしてください
●汚れたキャップは洗って乾燥させてください
●金属や瓶、缶、調味料のキャップは回収しません

やまとも参加。エコキャップ運動継続中です

やまとでも今年からエコキャップ運動をはじめています。海外拠点からの参加はむずかしかったものの、鹿児島県内をはじめ国内に多くの拠点をもつ大和電機グループの各社、各事業所で声かけを行い、たくさんのエコキャップが集まりました。これまで計4回の持ち込みを行い、合計の総量は43キロにも。ポリオワクチン12人分の寄付へとつなげることができています。

大和電機グループのエコキャップ運動報告
●1回目の持ち込み総量:10kg(キャップ約5000個分)
●2回目の持ち込み総量:10kg(キャップ約5000個分)
●3回目の持ち込み総量:11kg(キャップ約5500個分)
●4回目の持ち込み総量:12kg(キャップ約6000個分)

捨てるはずだった小さなキャップが、世界の子どもたちへの幸せにつながると思うと感慨深いですね。さらに環境への貢献にもなっていると思うと、なおのこと。一人ひとりのちょっとの意識、ちょっとの手間で、大きく変えられるものがあるんだなと実感します。みなさまも、ぜひ”ちょっとだけ”のエコキャップ運動に参加してみてください。

大和電機グループのビジョン
この記事を書いた人:みちよ

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