ホーム やまとの電気 あまり語られない新電力の安さの秘密。需給管理は縁の下の力持ち

あまり語られない新電力の安さの秘密。需給管理は縁の下の力持ち

新電力に関するよくある質問「なぜ低料金なの?」
人件費や広告費を抑えているからというのもありますが、ほかにもあります。その一つが需給管理の働き。需給管理の活躍なくして、安定供給と安さの両立は成しえません。

耳慣れない「需給管理」という仕事

新電力の大きな魅力は料金の安さです。それは各電力会社の企業努力があってこそ。やまともおトクな電気をお届けするため、あらゆる工夫でコストを抑えて電気料金に反映させています。

以前の記事にあったように、スマートメーター(※1)の導入で毎月の検針にかかる人件費を抑えているのも、安さの理由の一つ。これらに加えてやまとには、精度の高い需給管理という強みがあります。

※1 スマートメーターとは、電力自由化にともない導入された電力メーターです。遠隔操作によって電気の供給をコントロールする仕組みです。

かんまり

さて、需給管理?

需給管理がコスト低減にどう関係するのかを説明するには、まず需給管理が何かを知らなければなりません。

電気の大前提「同時同量」

電気は基本的にはためることができません。食品や書籍、家具のように在庫として次の日まで取っておくことができず、さらに供給不足でも供給過多でも、最悪の場合、大規模停電を引き起こす可能性があります。安定した電力供給のため、つくる電気と使う電気を常に同じにすることを「同時同量」といいます。

同時同量の維持に重要な役目を果たすのが需給管理です。 需給管理は、季節や曜日、時間帯、天候などの条件を読み解いて電力需要を予測し、それに基づいた電源調達(電気の仕入れ)を行うのが仕事です。契約中のお客さまの繁忙期やイベント開催日も電気使用量が多くなるため、予測に反映させる必要があります。新電力を含む電力会社それぞれに精度の高い需給管理が求められており、全体で同時同量の状態を守っています。

資源エネルギー庁のwebサイトには、電力需給バランスを遊びながら学べる「電気バランスゲーム」があります。お子さんとチャレンジしてみてください。
電力バランスゲーム~町に電気をとどけよう~|キッズページ|資源エネルギー庁 (meti.go.jp)

需給管理=電気の安定と低料金の要

ひとつの新電力において実際の供給量が予測より多くなって不足が生じても、電気を使用する家庭や企業などの需要家(電気の消費者)に影響はありません。一般送配電事業者が不足した分の電力を融通してくれるからです。その代わり融通してもらった新電力は、「インバランス料金」というペナルティーの意味を持つ追加料金を支払わなければなりません。需給管理の精度が低ければ、インバランスがどんどん発生してしまいます。予測の正確性は電気の安定供給のみならず、事業の収益に大きく関わるということです。

かんまり

インバランス発生率が高くなると、電気料金を上げざるを得ない事態になりかねません

需給管理の精度の高さがやまとの自慢です

やまとでは過去の実績をもとに季節や時間帯、天候の変化に対応し、インバランスの発生率を抑えています。そして需要予測に対してどの電源を調達するかも重要で、環境への影響と電気の仕入れ値に注意しながら判断しています。

暮らしの中では目に見えない部分ですが、こういった努力を積み重ねておトクな電気を支えています。

この記事を書いた人:かんまり

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